どこのメーカーも、自社の柱ともいえる定番ラケットがあります。
人気メーカーともなれば、その柱といえるラケットがいくつもありますね。
現在のテニスラケット世界シェアNO1はWILSONですが、もちろんWILSONも柱となるラケットが存在します。
錦織選手の活躍により爆発的ヒットとなった「STEAM」シリーズもそのひとつです。
お次は「BURN」というネーミングのようです。
他にも「PRO STAFF」シリーズや、海外で人気の「JUECE」シリーズがあります。
ではBABORATはどうでしょうか?
はい!そうですね!
ピュアドライブですね。
あ、あなたはアエロ派ですか?
と、いう感じでBABORATにも柱となるラケットがシリーズ化され、売れ続けています。
こういった定番ラケットを持つことができれば、メーカーは万々歳となります。
もちろんこうした定番ラケットを作り出すまでには大変な苦労や、長い時間や、莫大な開発費を費やしたことと思います。
世界のトッププロ選手から認められるような品質のラケットを作り出すことは、並大抵のことではないでしょう。
そうした企業努力の結晶が定番ラケットを生んだと言えるでしょう。
さて、そうしたブランドラケットを確立したら、メーカーはそのブランドを守っていかなくてはいけません。
WILSONプロスタッフと言えば、こんなラケット!とメーカーが言わなくても、ユーザーがそれを知っています。
昔からある定番ラケットであるからこそ、ユーザーは信頼しているのです。
プロスタッフを、いきなりラウンド形状(フレーム断面が丸い)にしてしまっては、今までのプロスタッフユーザーを路頭に迷わせてしまうことになります。
プロスタッフは、打球感がシャキッとしていて、スウィートエリアが狭くて、振り抜きが良くて、ボールの飛びが抑え目なのが良いのです。
変にイジッてしまってはいけないのです。
フラットドライブが気持ち良く飛ばなくてはいけないのです。
ウィンブルドンの芝のコートが似合わなくてはいけないのです。
メーカーもそれを十分理解しているため、大幅なモデルチェンジは行いません。
しかし、全く何も変えない訳にもいきません。
ラケットが売れなくなってしまうからです。
いくら定番ラケットとは言え、何もせずにずっと売れ続けるほど甘くはありません。
結果として、毎年カラーを変えて、若干のマイナーチェンジを施し
「生まれ変わった○○!」
といったキャッチコピーで販売します。
中身はほとんど変わっていないのですが、定番ラケットはやっぱりよく売れます。
ピュアドライブ2015が発売されていますが、さすがピュアドライブ!
世界のピュアドライブファンが待ってましたとばかりに買っていき、実際にどこのお店でもよく売れているようです。
では実際の中身はどうなのか?
色を塗り変えているだけなのか・・・?
いくら何でもBABORATがそんなことはするはずがありませんので、ご安心を。
それに今年からピュアドライブTEAM、ピュアドライブLITEのスペックも若干変更されています。
BABORATの塗り変え疑惑を本気で信じている人は少数でしょうが、他メーカーのマイナー機種では堂々と行われている。
なんてことはココだけの話にしておいて下さい。
耳より情報!
バボラの定番シリーズは、新しいモデルが発売されて、しばらくすると古いモデルはメーカーから安く販売されます。
店頭の価格だと、だいたい半額から60%オフくらいになります。
はっきりとした時期は分かりませんが、そこを狙って買うのも一つの方法です。
なぜなら・・・中身はほぼ一緒だから!