ダンロップ2019年春発売のテニスラケット、CX200・CX200LS・CX400を試し打ちした感想

テニスラケット

ダンロップが2019年のメイン機種として発売したテニスラケット「CXシリーズ」の評判が良いようです。
僕も発売されてすぐに打ってみたのですが、とにかく反発がスゴイ!
軽くボールを弾いてくれて、楽にボールが飛ぶ印象があります。
実際によく売れているようなので、CXの中でメインとなる3機種
・CX200
・CX200LS
・CX400
の3本を改めて試し打ちしました。
2019年ダンロップの自信作、CXシリーズをレビューします!

ダンロップCX200のスペックと使ってみた感想

ラケットフェイス:98インチ
ラケット重量:305グラム
バランスポイント:315ミリ

ダンロップテニスラケットCX200

CX200のレビュー

よく弾く感じはあるけど、フェイス面積が98インチなためか、飛びすぎる訳ではなく、快適な弾きのラケットですね。
質の良いカーボンを使っているのでしょうか?

ストロークをして感じたこと

スピン系のボールを打った時に、これといってボールに大きな変化を感じることはありませんでしたが、フラット系のボールを打った時のボールの伸び具合は秀逸です。
ボールが気持ちよくコートに飛ぶ感覚が最も得られたのがこのCX200でした。

ボレーをして感じたこと

新形状のフレームを採用したことによってスウィートエリアが広がったとカタログには書いてありましたが、ボレーの際にその恩恵を感じることはありませんでした。
操作性は悪くなく、アングルボレーなどの繊細なショットもコントロールしやすいかなと思います。

サーブをして感じたこと

ストロークと同じような感想になりますが、フラット系GOOD!スピン系イマイチ・・という感想です。
高速スライスのようなスピード重視のボールは快適に打てました。

CX200 のレビューまとめ

僕の感想は「中身のギュッと詰まったラケット」です。
パワーのある人がフルスイングしても、ラケットが捻じれたりせずにボールのパワーに変換してくれる感じがあります。
ラケットバランスのおかげで繊細なショットも打ちやすく、オールラウンドに使えるラケットですが、レベルで言うと中級者以上に向いているかなと思いましたね。

ダンロップCX200LSのスペックと使ってみた感想

ラケットフェイス:98インチ
ラケット重量:290グラム
バランスポイント:325ミリ

ダンロップテニスラケットCX200LS

CX200LSのレビュー

98インチ300グラムを下回るスペックのラケットは少ないので、好みに合えばすごくハマるラケットになるでしょうね。
打球感や操作性はCX200と大差ない仕上がりです。

ストロークをして感じたこと

CX200と比べて軽いので、操作性は上がっているように思いますが、逆に強烈なスピンの効いた重いボールを打ちづらかったり、相手の威力あるボールに押されやすい点は仕方ないですね。

ボレーをして感じたこと

操作性は抜群に良いので、とっさにラケットを出して面作りをしたい時や、アングルボレーなどのネット際に落とすようなショットの時に恩恵を感じます。

サーブをして感じたこと

回転量の加減がしやすいため、ボールコントロールをより正確に行いたいと菅亜が得ている人には良いでしょう。セカンドサーブの確率を上げたいと思っている人にとっては願ったりかなったりではないでしょうか。

CX200LSまとめ

CX200をそのまま軽くしたラケットといっても良いくらいのデキのいいラケットという感想です。
ラケットをシャープに振りたいけど、300グラムはちょっと重いと思っていた人や、振り切ってスピンをかけてコートに入れたい女子学生プレーヤーには人気が出そうなラケットだなと思いました。
ラケットのスペック上、超人気ラケットにはならないと思いますが、コアなファンを獲得するラケットだと思います。

ダンロップCX400のスペックと使ってみた感想

ラケットフェイス:100インチ
ラケット重量:285グラム
バランスポイント:330ミリ

ダンロップテニスラケットCX400

CX400のレビュー

CX400はCX200、200LSとは違う性格のラケットと思った方が良いですね。
というのは打球感やボールの飛び具合がCX200とは違うからです。
それがメーカーの意図した形なのかどうかは分かりませんが、恐らく同じようなラケット設計でもフェイスの大きさとラケット重量が変わると、ベストなバランスポイントも変わり、結果として同じシリーズの名前で発売しているものの、全く別の性格のラケットになってしまうのではないかと思います。
CX400はとにかくボールの弾きが良いラケットで、本当に楽にボールが飛んでいきます。
フラット系のボールを打つには持ってこいのラケットですね。

ストロークを打って感じたこと

先にも書きましたが、スウィートエリアに当たればすごくボールがよく飛んで快適です。
ただ、スピン量の多いショット(トップスピン・スライス)を打っても、まあこんなもんかな、と感じる程度で、特に目を見張るようなボールにはならず。
ボールに体重をかけて押し込むように打つと、ボールがきれいに真っすぐ飛んでくれて感触よしでした。

ボレーを打って感じたこと

操作性はさておき、パシッと決めるハイボレーが打ちやすく、深くコントロールしたいミドルボレー、ローボレーもイメージ以上の飛びが助けてくれるようです。
ラケット自体は軽いですが、取り回しがしやすいかと言われれば微妙…?
これはラケットバランスの問題かもしれませんね。

サーブを打って感じたこと

フラット系のサーブはスコン!スコン!と気持ちよく打てますが、スピンをかけるとイマイチ感が…。
スピンをかけて相手をコートの外に追い出すようなイメージで打つのですが、サイドライン付近にボールがコントロールできず、苦労しました。
慣れればコントロールできるようになるでしょうが、時間はかかりそう。

CX400まとめ

少しの力でボールが楽に飛んで行くラケットというのが大まかな印象。

ただ、フェイスの大きさやラケットの厚みでパワーを出している訳ではなく、素材とラケットの構造によるものではないでしょうか。
この傾向はダンロップに限ったことではありませんが、CX400には特にそれを感じました。
ラケットフェイスは大きくないのに、ボールの弾きが良い。
そんなラケットを探している人にはCX400がピッタリでしょう。

ダンロップCXシリーズまとめ

CX200とCX200LSは、フィーリングとか、操作性、ボールの飛びはほぼ同じ。
重さが違うだけの双子のような関係のラケット。
CX400は姿形は似ていますが、中身はずいぶん違った性格で、言わば従兄(いとこ)ラケット?という印象を受けました。
誤解の無いように言っておきますが、それが悪いという訳ではありません。
購入した後で
「思っていたラケットと違った」
ということの無いようにして欲しいだけです。

あくまでも私の試打ちの個人的な感想なので、気になっている方はどこかで実際にラケットを打ってみて下さいね。
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