バボラの新作ラケット「ピュアアエロ」を打ってみた感想と評価

テニスラケット

バボラBABORATから発売された新作ラケット

「ピュアアエロ」

を打ってみたのでその感想と評価をしたいと思います。

▶2018年のピュアアエロを打ってみた感想ははこちら

 

ピュアアエロは前作の人気ラケット、アエロプロドライブの後継機です。

アエロプロドライブはナダル選手が使用し、爆発的なヒットとなりましたが、今作のピュアアエロも同じく超人気ラケットの仲間入りができるのでしょうか?

ナダル選手の低迷もあり、2代目のピュアアエロがどこまで人気が出るのか?

興味深いところです。

 

ピュアアエロ、スペック

■フェイスサイズ:100平方インチ
■ウエイト:300g
■バランス:320mm
■フレーム厚:23.0~26.0mm
■素材:グラファイト
■ストリングパターン:縦16本×横19本

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ピュアアエロの感想と評価

ピュアアエロの良かったところ

振り抜きが良い!

まず最初に感じたのはそれでした。

このラケットの最大の長所とも言える、スピン性能はどうか?そう思いながらボールを打ちました。

結果は予想通りではありますが、よくスピンがかかりました。

特にトップスピンは、振り抜きやすさと相まって、きちんとボールが落ちてくれます。

あと2個分くらい落ちてくれればコート内に収まるのに、といったボールが無くなったように思います。

ベースライン手前でギュッと落ちてくれる。

安心感のあるスピンのかかり方をしてくれるラケットだという印象です。

僕はふだんヨネックスのラケットを使っているために、ヨネックス以外のラケットを使うとスウィートエリアの違いに違和感を感じることが多いです。(ヨネックスは少し上にスウィートエリアがあるため)

ところがピュアアエロは違和感を感じませんでした。

前作よりもスウィートエリアが上に広げるよう設計をしているそうで、そのためにヨネックス愛用者も違和感なく使えそうです。

色もシンプルな2色で、デザインのセンスも良いと思います。

ピュアアエロの不満なところ

個人的な好みですが、スロート部のアエロ形状になじめません。

平たいカタチで空気抵抗を減らし、よりスピン性能を高める形なのは分かっていますが、左手を添えた時にどうしても気になってしまいます。

僕はバックハンドが片手打ちのために、余計そう思うのかもしれません。

片手バックハンドのプレーヤーには向ていないのではないか?と個人的には思います(深い理由はないのですが・・)

ピュアアエロはどんな人に向いているか?

スウィートエリアが広がり、さらにグロメットホールが楕円形となっているため、前作よりさらにスピン性能が上がっています。

トップスピンをしっかりかけたい人にとっては、ラケットの持つポテンシャルを引き出せると思います。

前作、アエロプロドライブを使っている人にとっては、

「待ってました!」

と両手を上げてバンザイができるくらいの完成度に仕上がっていると思います。

最後に

ピュアアエロは前作、アエロプロドライブの良いところをさらに伸ばして生まれ変わったラケットです。

バボラのラケットでしっかりスピンをかけたい人にとっては待望のモデルです。

ピュアアエロのスピンのかかりかたについてですが、ウィルソンのSラケとは違った感じのスピンのかかり具合を感じます。

ラケット全体でスピンをかけるというか、スウィング全体でスピンをかけるラケットのような印象です。

逆に言うと、勝手にラケットがスピンをかけてくれるという感じではなく、あくまでも自分のスウィングをラケットがスピンをかけやすくサポートしてくれるような、そんな感覚です。

ここがウィルソンのSラケとの違いが際立つところかな、と思います。

各メーカーからスピン性能をウリにしたラケットが発売される中、バボラの作ったスピンラケットとはコレだ!

そんな声がメーカーから聞こえてきそうな気がするラケットです。