ヘッドのプレステージシリーズが新たに発売されました。
プレステージのイメージカラーといえば赤!
今回のデザインは全身が真っ赤でメラメラと気持ちが高まってくる色です。
真紅のテニスラケット「プレステージ」シリーズのうち、今回はプレステージSを試し打ち
しました。
ひと言で感想を書くと、プレステージはナナハンだ!
詳しくは記事の後半をどうぞ。
HEADヘッドテニスラケット「プレステージS」のスペック
ラケット重量:295グラム
フェイスサイズ:99インチ
バランスポイント:325ミリ
ストリングパターン:16×19
プレステージSは標準的で多くの人が使いやすいスペックだと思います。
プレステージには他のスペックがあり、好みに合わせて選んで下さい。
プレステージSを打ってみた感想
プレステージSを持ってコートに立ち、ストローク、ボレー、サーブをしてみました。
それぞれの打球感や感想を書いていきます。
ストロークはしっかり振れば打感がよくてスピンもかかる
まずはストロークから打ってみましたが、初めのウォームアップ時に打った感じは【飛びは抑え目?】かなと感じました。
ベースライン同士でラリーをしてみると、飛びは抑え目ではありながらパワー負けするような飛びの無さではなく、スウィングすればした分だけちゃんと飛んでくれるくらいの弾き具合。
ただ、ラケットにボールを当てるだけだと失速してしまったので、当てて返すようなスウィングをする方には不向きかなと。
速くスウィングできる人のほうがプレステージSの性能を引き出せると思います。
フェイスがやや縦長なのでショートクロスへ打ちたい時にはラケットの先端よりで打つことにより、ネット際へのスピンの効いたボールをコントロールできるのではないでしょうか。
ラケット全体がボールを飛ばしてくれるというよりも、振れば振っただけボールは飛ぶし、スピンもかかるといった、持ち主の意志をくみ取ってくれるラケットという印象です。
少なくとも飛び過ぎて困ることは無さそうなので、プレステージのストローク性能を評価すると「飛びを計算できるラケット」ですね。
ボレーは面ブレしないし安定性あり
ボレーでラケットがグラグラとするような不安定さでは安心してネットに立てません。
プレステージSでボレーをした感じは面安定性が高く、安心できるラケットという印象です。
ただボレーの打感は好感触とまではいかず、ガットの張り具合や素材にもよるでしょうが、打ってて気持ちいいとは感じませんでした。
打球感は固めで繊細なラケットコントロールが難しいなと。
そのためか、ベースラインいっぱいに落としたい、ネット際にポトリと落としたい、などの微妙なタッチショットを打つのに苦労しましたね。
もっと使い込めば上手く打てると思います。
高速で飛んでくるボールをしっかり受け止めることにおいては信頼できるラケットだと思いますよ。
サーブはスピンがよくかかるが飛びは抑え目?
飛びが抑え目と書いたのはストロークのところで書いた通りですが、スピンがよくかかるかどうかは使い手しだい。
ボールに薄く当ててしっかりとスピンのスウィングをすれば回転がかかりますが、勝手にボールに回転がかかる訳ではありません。
回転量の多いセカンドサーブを打ちたいならしっかりラケットを振り切っていかないとボールが落ちずにサービスラインを超えてしまうかもしれません。
パワー不足の人にはしんどいラケットかな。
HEADプレステージSの気になる点
ヘッドのラケットといえば、グリップがやや平らな形をしていること。
他メーカーのラケットに慣れている方にとっては初めは違和感を感じる方もいるでしょう。
僕もそうです。
ただヘッドのテニスラケットを使い続けている方にとっては、
「これがいいんだよ!これしか使えないよ!」
という方もいます。
グリップが平たいとラケットのフェイスの向きが分かりやすいとも言えるので、初めは違和感を感じる方もその良さにハマるのでしょうか。
賛否の分かれるところです。
もう一つはラケット全体の印象として、楽をできるラケットではないかなと。
プレステージSはシリーズの中では標準的で使いやすいかと思いましたが、思ったより手こずりました。
これがプレステージなんだよ!と言われればそれまでですが、好みは分かれそうです。
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HEADプレステージSの感想まとめ
今作のプレステージは昔、イワニセビッチがHEADのプレステージを左手に持ってサービスエースを量産していた時の尖がったイメージはなく、ストローク、ボレー、サーブの何をしても極端に良い悪いがなかったと感じました。
現代テニスはオールラウンドなテニスが求められているので、それは仕方ないかなとは思います。
ただ、前作のプレステージを使い込んだ方の感想を聞くと、ストロークはスピンがかけやすくなったことと、ボールの飛びも良くなっているように思うとのことです。
サーブもスピンがよくかかるのでダブルフォルトをする気がしないと言っていました。
打ち心地についてはプレステージ愛用者からすれば全く気にならないそうで、むしろ打ちやすい!と喜んでいました。
最後に付け加えておきますが、プレステージは初心者から上級者まで使えるのかと言うとそうではないと思います。
バイクに例えると、プレステージは排気量の大きいバイクでしょうか。
使いこなせるかどうかは乗り手しだい。
プレステージの性能を引き出せるかどうかは使い手次第という訳ですね。
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