VコアデュエルG100を使用した感想と評価

テニスラケット

ワウリンカ選手や添田選手が2016年シーズンから使い始めたのが

VCORE Duel G(Vコア デュエル ジー)

です。

ワウリンカ選手、添田選手が使用しているスペックは97インチモデル。

残念ながら97インチモデルはまだ打っていないのですが、その代わり100インチモデルを試してみました。

恐らく100インチモデルの方がよく売れると思うので、参考になればと思います。

▶2019最新作Vコアプロのレビュー記事はこちら

 

ラケットのスペック

ラケットの商品名:VCORE Duel G 100(Vコア デュエル ジー)

フェイス面積:100inch

ウェイト:300gm

バランス:320mm

Vコア デュエルG100の打球感

最近はどのメーカー、どのラケットを打っても「硬いな~」という感想を持っていましたが、VコアデュエルGもやっぱり硬かったです。

しかしEゾーンのような全てを瞬間に弾きかえすようなカーボン的ビンビンな硬さではなく、どこかゴツッとした硬さというか、中身のギュッと詰まった厚みのある打球感であると思いました。

Vコアシリーズの打球感をしっかりと継承している打球感なので、VコアxiやVコアsiを使っている人が買い替えても大きな違和感なく使えるのではないかと思いますね。

vコアデュエル2

Vコア デュエルG100の感想

パッと見て思ったのは、

「渋カッコいい!!」

でした。

ヨネックスにしては洗練されたデザインだと思ったのは僕だけでしょうか?

※ディスっている訳ではない

ブラックをベースに炎をイメージした赤い色によって強そうな感じが出ていて、片側のフレームにはさりげなく深みのあるグリーンが配色されているデザインはヨネックスが作ったとは思えないセンスの良さです。

※ディスっている訳ではない

 

スウィングの振り抜きやすさは抜群です。

特にサーブの振り抜きが良いのでコントロールがしやすいです。

デュースサイドで、ワイドに切れるスライスサーブをサービスサイドライン付近に入れたい時や、アドサイドでフラットサーブをコーナーに入れたい時など、狙い通りに打てるように思います。

もちろん毎回その通りにはいきませんが、自分の思ってもいないところにボールが飛んで行くことがないので、次は少し右を狙おうとか、次は少し打点を高くして抑え込もうとか、調整していけば次は上手くいくような気がしてきます。

自分に合わないラケット(ヘッドの重いラケットは苦手です)だとこんなふうに思えませんからね。

 

それとバックハンドスライスのボール軌道が安定します。

必要以上に回転がかかってしまってボールが浮いてしまったり、力なく弾んでしまったりといった経験が誰でもあると思いますが、VコアデュエルG100を使うと、そうしたボールが格段に少なくなりました。

ヘッドが軽いので、ネットプレーでの速い展開にも対応しやすいです。

アングルボレーはドロップショットといった、ボールの勢いを殺すショットのコントロールは抜群にしやすく感じました。

vコアデュエル1

Vコア デュエルG100をお勧めできる人、できない人

VコアTOURシリーズより使いやすいスペックになったとは言え、フレーム厚も薄いため、ラケット自体がボールを飛ばしてくれるとは言い難いです。

タッチだけでボールを飛ばすタイプの人には向かないと思います。

そこそこスウィングしてボールにしっかりとスピンをかけられる人の方が、よりラケットの性能を引き出せるのではないかと思います。

そのためかなりスウィングできる女性は別ですが、一般女性にはちょっとお勧めできないかなと思います。

逆にパワーのある男性にとっては、振った分だけスピンがかかってくれて、なお且つ飛びすぎず、コート内にコントロールしやすいので使いやすいと思います。

男子ダブルスをメインにプレイする人にも良いと思いますね。

 

Vコアデュエルは売れるのか?

今回のVコアデュエルは、VコアsiシリーズとVコアツアーシリーズの中間のようなモデルなのかなと思っています。

これからの主流となるかどうかは微妙なところではありますが、ツアーシリーズのような感触と飛びが好きだけど、ちょっと重いな~と思っていた人にはピッタリだと思いますね。

デザインも良いので、Vコアsiのような派手な色に抵抗を感じていた人には受け入れられるかもしれません。

メインユーザーは学生や中級以上の男性プレーヤーとなることが予想されます。

ヨネックスラケットファンにとっては「買い」のラケットだと思います。